pharukazeのブログ 駄文散文乱文

徒然なるままに。とある人曰く言語化は思考のツールと。ならば実践してみせよう。

スキレットのススメ





巷では魔法のフライパンとも呼ばれているが、実際、ただ肉や野菜を焼いただけでびっくりするほど美味になる。どのようにどれだけ美味となるかは、私の文章能力では記述困難である。


今日はできあいのカット野菜、別にブランド野菜でも写真付きの〇〇さんの野菜でもない、ただ単なる野菜を刻んだだけのパッケージ商品、これを焼いて食べたが、塩胡椒だけで信じられないほど美味かった。


この魔法の調理器具の秀逸さを説明する上で

有用なのが、北海道で食べるジンギスカンだ。

北の大地の広大な風景を眼前に、オープンテラスで粗野な作りの木製ベンチに座って、仲間と囲んで食す、あのジンギスカン

多分、美味いのはあの鉄の板の効果だ。

もちろんあの景色や雰囲気が食事を一段と格別な体験にしていることは否めない。

が、なんの感動もない自宅で独り肉野菜を焼いても、めちゃくちゃ美味いスキレット=凹凸がなければジンギスカンのあの鉄板。これを経験してしまうと、ジンギスカンの美味さはほとんどこの調理器具に依存していると考えざるを得ない。

もし実証可能であるのであれば、あの北海道の大地のど真ん中で、ただのフライパンを使って羊肉を野菜で囲んで焼いて食してみたい。どうせろくに美味くないだろう。なにせ鉄板ではなくフライパンなのだから。

もうひとつ例証するのであれば、鉄板焼きの店だ。例えば神戸のステーキ店。広々とした鉄板で調理してくれる店が大半で、間違いなく美味いステーキを味わえる。これも、もちろん神戸牛の美味さもあるだろうが、鉄板の効果も否めない。紳士淑女の皆様方、ぜひ一度神戸牛を買って、自宅の使い慣れたフライパンで調理してみ給え。結果は、あえて言葉で説明するまでもないだろう。


一度騙されて、この鉄フライパンを是非ご購入頂きたい。満足できなかった際は、別に私が補償するわけでもないが、少なくとも一考だけはお勧めする。

私のイチオシは、ドイツ、ペトロマックス製のものだ。残念ながらAmazonのリンクを貼るという技術を持ちあわせていない為、ただ単語を記述するに留めておく。

私がペトロマックス製を薦める理由のひとつは、その見た目の美しさにある。出来ればAmazonなどでその見た目を確認願いたい。本来は油を流すという理由からなのだが、フライパン中に網目状の凹凸模様がつけられている。これが、なんとも美しい。忙しかったり、めんどくさかったりで実際このスキレットを使えない日々が続いたとしても、目につく位置にこのペトロマックスが吊るされているだけで、所有欲は満たされる。これだけで元は取れる(私は)。使えばなおさらだ。

可能であれば、大きい径のものを薦める。というのも、一般的なフライパンに比して側壁が低い分だけ油が飛び散りやすく、私はアルミホイルの堤防を都度作って使っているのだが、こうすると調理する際、肘を高くして上から肉野菜を操作する必要があり、フライパンの有効面積が小さくなってしまうからだ。私が生まれ変わるか、宝くじが当たるかするのであれば、より大きいサイズのペトロマックスを買い直す。


スキレットは、料理の質を上げてくれる器具であるが、同時にロマンでもある。



Amazonリンクの貼り方が分かってきたので、下に貼付する。ちなみにturk社のものも、気になって仕方がない。億万長者になった挙句にはturk社のものも保有させていただとしよう。