pharukazeのブログ 駄文散文乱文

徒然なるままに。とある人曰く言語化は思考のツールと。ならば実践してみせよう。

HSPにとってよい働き方とは

昔何度も図書館で借りて読んだ本。ふと思い出し、古本を買った。

定年退職すると急に人は老け込むから、引退なんかせず仕事を続けた方がいいと考える人がいる。が、これはほんの一部の人にとってしか真ではない。
自由時間を満喫するには技術がいるのだ。つまりそれまで仕事ばかりしていた人はそれを持ち合わせていないために、定年とともに人生が色褪せていくのだ。
仕事が好きで、それを趣味のように楽しんでいる人は、退職せずに仕事を続けた方がいいだろう。しかしそうでない場合、むやみに仕事を続けたり、フルタイムの仕事にしがみつくのは得策ではない。
highly sensitiveなひとたちは、細やかなパフォーマンスと引き換えに心や神経を必要以上に疲れさせやすいため、週末や平日自由時間の一定以上を、よじれた琴線をひとつずつ直していくようにその回復に費やしてしまうことが多い。そのため、趣味があっても充分に時間を拠出してあげることができないことが多い。趣味が多い人わこだわりが多い人なら尚更だ。私のロードバイクやバイクや料理道具なども、しばらく眠ったままになってしまっていることが多い。
そんなひとたちに、フルタイムだけが生き方ではない、むしろフルタイムよりも良い仕事との折り合いのつけ方があることを、上の本は教えてくれる。フルタイムの働き方は、経済の都合でできただけで、決して人間の生理や美徳などにかなっているわけではない。