pharukazeのブログ 駄文散文乱文

徒然なるままに。とある人曰く言語化は思考のツールと。ならば実践してみせよう。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画ベオウルフ 感想

男が犯してしまう罪。これは時代文化に関わらず起こってしまうことなのだろう。神話として普遍的なテーマとして描かれる事故。暗雲たちこめたこの映画の終わり方は、好きだ。 映画の半分くらいまでは、CGが陳腐で見続けるのがつらい。途中からはそこがなんだ…

父滅の刃 書評

拡大解釈や厳密な論理を覆い隠す大仰な表現が鼻につきはするものの、心理学、そのなかでも母性父性という羅針盤をもって映画群を鑑賞するのは面白い試みだ。 この本で紹介された映画にいくつも興味をもったし、特定の視点を持って映画を観る面白さも知った。…

吉田松陰の台詞 龍馬伝

下田にてこの海の向こうに何があるか知りたい、異国を見たくてたまらんのじゃ今そこに黒船が来ちょるんぞ、黒船に乗れば、アメリカに行けるんじゃ、日本より遥かに文明の進んだ国へそれが、絶好の機会を目の前に、指を咥えていられるか死罪がなんじゃ そりゃ…

ワンタンメン

ミシュランガイド掲載のラーメン屋。白と黒、モダンアートを飾る店内。古臭くて甘ったるい洋楽がぬるいのが際立つ。天下のワンタンメンを頂くが、特徴はないに等しい。花屋兼珈琲屋の軒先でコーヒーをすすりながら聴いたラジオ。洋楽ロック専門のパーソナリ…

とある社会人の一言。

仕事にはふた通りある。ひとつは、収入を得るために働き、したいことはプライベートでする。もうひとつは、これしかないと思うものをライフワークにする。後者を迫る社会的なプレッシャー、ないし刷り込みがある。漱石は金脈にあたるまで掘ってみたらどうだ…

内田樹の言葉、知性について。本物を学ぶ学校自由学園より

すべての知性の活動は、一見ランダムで無意味に見える事象の背後に、整然とした秩序があること直観することに始まる内田樹の言葉はまどろっこしいからあまり好みではないが、この言葉は(といっても多少デフォルメを要したが)気に入ったので記録する。本物を…