働くことへの問い
こんな問いがある。
働くことのあなたの考えを検証してみよう。
社会一般的な認識はさておき、あなた自身の考えを明らかにしてほしい。
あなたは仕事の存在を、どう捉えているだろうか。
答え
時間(=人生)の無駄遣い。
私は仕事以外の時間を待ち望み、愛し、そして行かないでくれとせがんでいる。
では、仕事に週5日、しかも1日の大半の時間を割く理由があるだろうか。
経済的な問題が解決されれば、ない。
とある人の定義
仕事、それはゴルフの邪魔になるもの
フランク•デーン
古代ギリシャでは、働くことは卑俗であると忌避され、賃金と引き換えに下層階級市民や奴隷がすることであるとされていた。それ以外の市民は自由時間こそが最も生産的(もちろん現代的な意味、経済的に生産的といっているのではない)な時間と考えられ、この時間で哲学し、思索し、学び、知の豊かさを享受していた。
自由時間の定義は、いつから仕事以外の時間と、つまり、仕事ありきで仕事が優先とされたのであろう。いつから「余暇」というよう漢字が示すように、仕事以外の余った時間というように考えられるようになってしまったのだろう。
現代社会では、仕事が主で、自由時間が従とされる考え方が主流(腫瘤)となっているが、愚かな大衆の考えである、そして、たまたま今の時代そう考えられているだけである、それに従うことは必ずしも懸命であるとは言えない。
真実は、それぞれの人の心のなかにしかない。
ある意見が受け入れられているという事実は、その意見が馬鹿げたものでないという証拠にはならない。人類の大半が愚かであるということを考慮すれば、広く受け入れられている信念は馬鹿げている可能性の方が高い。